A子は結婚生活37年の専業主婦。
息子2人はすでに結婚し、3人の孫に恵まれ幸せそうだが、夫婦生活はもう15年ほどご無沙汰で、実は悶々とした日々を送っていたと言う。
そんなA子に好機が訪れたのは、50才になる年に、久しぶりに開かれた同窓会。
その同窓会で、昔付き合っていた男性と再会し、酒の勢いもあって誘われるがままホテルへ。
「どうかな?」ずっとしたいと思っていたが、久しぶりの営みに不安もあった。
彼のエスコートに身を任せ、熱く濃厚なキスから始まり、マンコが疼いていくのを感じる。
「あっ!よかった、まだまだ大丈夫!」心配をよそにオマンコはしっかり濡れていた。
不思議なくらい蘇ってきた自信。
「ただ私は濡れていたのに、彼が勃たなかったんですよ」
その彼とはそれ以上の進展はなかったそうだ。
「次こそ硬いペニスが欲しい.....」
その日以来、硬いペニスを求め、出会い系やSNSで男漁りを始めるが、年齢の話しや、写真を送ると、いきなり音信不通になってしまう。
A子の希望は同年代(50歳前後)の絶倫な男性。
若い子はどうも気を使ってしまうので苦手だ。
いつしか、A子の男漁りも女性用風俗に及んでいくが、そこでもスタッフは、みんな若すぎるのだ。
そしてついに私の元へ辿り着いた。
「このひとよ!このひとしかいないわ!」
A子が、硬いペニスを求めて仙台から東京へやって来るのに迷いはなかった。
セックスに興味があること、セックスしたいと思うこと、オナニーをすること、セックスの話しをすること、セクシーなものを身につけることは、何も悪くないし恥ずかしいことではない。
年齢だって関係ない。
当たり前に持っていていい欲望を、年のせいにして諦める必要はないのだ。
年齢を重ねて経験を積んでいくことで、やっと自分の体のことや自分が本当に求めるセックスがわかってくるものなのに、それを周りの目に邪魔される必要はない。
50代になると性欲から程遠いイメージがあるが、まだまだ現役の女性がたくさんいる。
セックスはできなくても触れ合うことはできるし、恋愛だってできる。
「50代だから性欲はない」「50代だから浮気はしない」そんな考え方は通用しない。
「女はいくつになっても女」なのだ。