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4. セックスは「気の交流」


前回、セックスは「気の交流」とお話しした。


これはとても説明しづらいのだが、女性の子宮からは感じることによって性エネルギーが放出される。


一種の電気信号だ。


男性はその性エネルギーをペニスでキャッチして、その信号を脳へ転送し、快感と認識している。


男性が強く快感を感じるとペニスから「気」が放出される。


その「気」を女性が子宮で感じとって、その信号を脳へ伝えることで快感として感じる。


この気=性的エネルギーの循環がセックスだ。


性エネルギーを交流させることで静かなオーガズムに達することが出来る。


では「気」はどのように作られるのだろうか?


私はペニスを膣内のどの位置にどのように当てると相手が気持ちいいかを感覚的に理解しながらセックスする。


同じ場所を刺激していると快感は鈍って来るので常にペニスのポジションを微妙に変えながら、フレッシュな場所に亀頭が当たるようペニスを移動させて調整しているのだ。


性エネルギーが放出されるということは、相手と「気」の交換がスムーズに行われているということだ。


気の通い合う相手とは、キスしただけで気持ちが入るし、身体に触れ合っているときの呼吸がとても深くなっているのがわかる。


いわゆるオーガズムに達しなくても充足感と安心感が得られるのだ。


こういう「脳でするセックス」を経験してみると、一般的な「性器オーガズム」とは別次元の強い快感ともいうべきものに感動するときがある。


まるで最高の演劇を見た時のようにセックスで感動するのだ。


多くの方は、オーガズムを「快楽の極致」と捉えているはず。


もし「快楽の極致」ならば、快楽の延長線上にオーガズムはあることになる。


ところが、ある女性にこの脳でするセックスで得たオーガズムを体験した直後に感想を求めると、次のような言葉が返ってきた。


「あなたの体と私の体は融合しないでしょ、体が水のようなものだったら混ざり合うのに....」


「あなたとひとつになりたくて、しょうがなくて、すごくじれったくて.....」


「そしてひとつになった瞬間というのが確かにあって、そのとき私は私であってあなただったんです」


???ですよね(笑)


一言で言うと彼女の言いたいことは「一体」感だと思う。


相手と自分が合体して、細胞レベルまで融合し、トロけ合う一体感だ。


そこには「今までの何10倍も気持ちよかった」とか「こんなに気持ちいいとは思わなかった」というような快楽の言葉では表現することの出来ないほどの幸福感が存在する。


この世で幸せになりたくない人間などひとりもいないと思うが、幸せの定義は人それぞれで異なるだろうし、幸せという山に登る道筋は幾通りもある。


そのひとつの方法として、セックスがあるのだ。


いや、セックスだからこそ辿り着ける頂きがあると思う。


なぜなら、セックスとは身も心も相手と溶け合い、一体となることだから。


自分ひとりだけが幸せになるのではなく、相手の幸せが自分の幸せだと感じるようになれるからだ。


「脳でするセックス」は、体験してみないと、なかなかわからないと思う。


私も最初からこういうセックスがあると知ってやったわけではない。


ふたりの「気」が交流することで偶然に変化が生じて気がついた。


「この感動は、なんだろう.....」


射精もオーガズムにも達していないのに、この最高の快感は.....


一日中戯れていたい、やめることの出来ないセックスだった。


時間の感覚はなくなり、気がつくと1時間も、2時間もずっとセックスを続けていたと思う.....


「脳でするセックス」は時間の感覚も無くなり、宇宙空間を浮遊しているような異次元のセックスなのだ。


多くの女性に「脳でするセックス」を体験して貰い、心と心が溶け合う歓びを共感するセックスを是非とも味わって欲しいと思う。





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