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11. 女性は脳でイク


男性はペニスを刺激するだけでイッテしまう。


でも、女性の体は実に神秘的で奥が深い....


今までお相手した女性はクリトリスを刺激すれば大抵はイッタ。


微妙に力加減を変化させて刺激することでクンニでも手マンでもイカすことが出来た。


中イキは出来なくてもクリイキする女性が大半だった。


そんな私の概念を根底からくつがえしたのがE子だ。


はじめてE子に出会ったのは新宿のホテル。


彼女は付合っている彼氏はいるがセックスではイカないと言う。


オナニーでもセックスでも気持ちは良いが今ままでイッタ実感がないらしい。


彼にはいつもイッタ演技をしているらしく、一度本気でイッテみたいと恥ずかしそうに言った。


ならば今までの経験からE子もイカせてやろうと心に火が付いた。


もうシャワーを浴びたという彼女を後にしてバスルームに入った。


シャワーを浴びながら、どういう順序でイカセるか考えを巡らせていた。


バスルームから出るとE子はバスローブに着替え照明も薄暗く調整されていた。


バスローブ越しに背中をマッサージし、腰から尻を刺激し、太ももからふくらはぎへと指を滑らせる。


それからバスローブの紐を解き剥ぎ取った。


その下には長い脚にくびれた腰のそそる体が横たわっていた。


そのまま四つん這いにさせショーツの上からオマンコを優しく指で刺激する。


ショーツをずらし尻をだし尾骨に舌を這わせると彼女は吐息を漏らした。


そのまま後ろからブラを外し小ぶりでおわん形の胸を刺激する。


乳首はビンビンに立っていて指で弾くと体を捩って悶えた。


指でマン筋をなぞるとオマンコはすでにヌルヌルに濡れていた。


E子のように旦那や彼に打ち明けられない性の悩みを抱えている女は多い。


友達や医者にも相談出来ずに悩みを打ち明けてくれる。


私もその期待に応えるために全身全霊で挑むのである。


四つん這いでお尻を突きだしたE子のオマンコに舌を当てた。


『うぅぅぅぅぅ・・・・』


感度も濡れも申し分ない。

これがイカないオマンコだなんて思えない。


今度は彼女を仰向けにして股間に手を伸ばすとパックリ開いたオマンコは大洪水になっていた。


もう十分クリトリスでイキそうな気がした。

これからたっぷりクンニでイカセてやる。


私は開いた足の間に入り、オマンコの前に顔を近づけた。


薄暗くてはっきり見えないが、E子のオマンコの細部を確認するために隈なく舌を這わした。


小ぶりのクリトリスを舌で緩急を付けながらツンツンしたりペロペロしたりレロレロしたり。


しかしクリトリスに吸いつきながら舌でコリコリしてもE子の快感はそれ以上あがって来なかった。


30分近くクンニしていたかも知れない。


『ごめんなさい....やっぱりイケない....』


E子からストップがかかった。


彼女とはその日と次の日にかけて3回試したが結局はイク事が出来なかった。


この稼業をして初めてイカせられなかったのである。


私も落ち込んだ。


彼女は付合っている彼でもイカないし、なにより産まれてこの方一度もイッタことがないのだから私がイカせられないのも仕方ない、そう励ましてくれた(苦笑)


と同時に彼女を絶対イク体にしてあげようと闘志に火がついた。


今まで付き合ったのは2~3人で、今の彼が初体験らしい。


彼にクンニはしてもらうが苦痛になりいつも途中で止めてもらうようだ。


挿入は特に奥が気持ち良いが彼が早くイクので、自分もイッタ振りをして終わると言う。


オナニーも殆どしなくて、してもマンコを少し触る程度。


セックス中は彼のペニスは触らないしフェラチオも一度したが苦しくなりそれ以来一度もしていないと言う。


話しを聞けば聞くほど色んな要因がある。


詰まるところ、女性にとってセックスはテクニックが上手い下手よりも、相手の事が好きか嫌いかの方が重要だと思う。


ある本によると、「女性のオーガズムは学習によって得られるもの」らしい。


だから、まずは自分で触ってみて、自分の感じるポイントを探す必要があり、「イカされるんじゃなく、自分からイクことを目指そう」とのことだ。


実際のセックスでは受け身になるのではなくて自分の気持ち良いポイントを相手に告げたり、自分が感じるポイントにペニスが当たるように探したり、お互いのコミュニケーションが大事になる。


イクかイカないかで判断するのではなく、貪欲に気持ちの良いセックスを自分で掴みにゆく姿勢が大事で、その中でイケたらラッキーくらいに思わないといけない。


E子には一旦イク事を忘れ、ただ気持ちの良いセックスをして快感に溺れてみようと提案した


女性は体でイクのではなく、脳でイクものだ。


何か自分の脳でブレーキを踏んでいるのかもしれない。


とすればブレーキから足を離すだけで良いのだ。


E子はその後1カ月に一回のペースで依頼してくれた。


結局、彼女がイケルようになるまで約1年を要した。


彼女の体験は私に取っても自分が成長出来る貴重な経験になり、その後、色んな女性と接するのに本当に役に立った。







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